イントロダクション

美女缶:2003/日本語/ステレオ/カラー/スタンダード/61分

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2003 オフシアター部門 グランプリ
プチョン国際ファンタスティック映画祭(韓国) 招待上映
ぴあフィルムフェスティバル PFFアワード2003 企画賞/福岡賞/大分賞
みちのく国際ミステリー映画祭2003 オフシアター部門 グランプリ
第18回高崎映画祭 招待上映
SKIPCITY国際Dシネマフェスティバル2004 川口市民賞部門 奨励賞
Nippon Connection 2004(ドイツ) 招待上映
Asian culture & film festival(フランス) プレスアワード3位

NEWジャンル!"四畳半SF"の傑作誕生!
マンガ大国ニッポンに産まれた、抱きしめたくなるくらいにポップでキッチュなSF映画、それが『美女缶』だ。とにかく、安易なジャンル分けに「NO!」を突きつけるのがこの映画の厄介なところ。仮に、ハリウッド型SF映画の出発点が「鉄腕アトム的あこがれ」だとするなら、本作のスタート地点はもっとリアルで現実的な「ドラえもん的願望」。しかも、それが「空が飛びたい」などのカワイイ願望ではなく、直球ズバリ「恋」なのだから痛すぎる。この新感覚ムービーのメガホンをとったのは若干26才のニューカマー、筧昌也。自主制作映画と並行して漫画やアニメ、グラフィック映像でキャリアを積んでいるだけに、抜群の構成力とポップなビジュアルセンスを兼ね備えた注目の新鋭だ。笑いあり、スリルあり、胸キュンあり、そして涙ありの「四畳半サイエンスフィクション」の傑作、ついに公開!

『美女缶』とは?

中編映画→「奇妙な物語」→小説。『美女缶』とは?

もともと『美女缶』は2003年に完成した60分の自主制作の中編映画です。03~04年前半にかけて国内外の映画祭で上映され、様々な賞をいただく事が出来ました。その後、配給・宣伝会社さんの協力で、04年10月に渋谷シネ・ラ・セットで2週間レイトショウ公開されました。好評を博しモーニングショウに移り3週間上映されました。のちにTV、小説になった『美女缶』ですが、元来は映画です。

『美女缶』HISTORY

2000年_秋
『美女缶』というネーミングを思いつき、学生時代以来1年半ぶりに映画を作る事に。筧が脚本を書き、学生時代からの仲間の製作団体poosworksのメンバ−と会議を重ねてゆく。当初は15分くらいのつもりでした。完成品とは違い、よりコメディ色の強い短編作品でした。それからどんどん膨らんでゆき、半年以上かけて脚本を完成させる。

2001年_前半
5〜6月本格的に撮影準備に入る。しかし仕事があったりでなかなか進まず。役者選びは偉そうにも初めてオーディションをしてみる。楽しかった。主演の吉居亜希子とはオーディションで出会う。

2001年_後半
記録的な猛暑の続く8月。映画版『美女缶』がクランクイン。約二週間の撮影。とにかく寝不足続きだったことが思い出される。メイキングを撮影しなかったのが唯一の心残り。9月に撮りこぼしやリテイク、なかなか配役できず後回しにしていた外国人キャストのシーンを撮影をし、なんとかクランクアップ。年内完成予定がなぜか長期化の予想を呈する。

2002年
1月〜5月、『美女缶』の編集とCG関係の普段の仕事に明け暮れる筧やpoosworksスタッフ達。この間、あまり編集が進まなかった。6月、日本中を熱狂に巻き込んだ日韓サッカーワールドカップが開催。御多分にもれず熱くなり、この一月はほとんど映像製作をしなかった。7月〜10月、日本代表に鋭気をもらい、「美女缶」の編集とカラコレ(色補正)を一気に仕上げる。ここにきて急に音楽、映像共に足並みが揃ってきた。9、10月と音作業の仕上げをし、11月某日初号版を完成させた。ゆうばり映画祭に出品。大晦日に入選が分かる。

2003年_春
年明け。後に公開され、DVDにもなったバージョンの『美女缶』が完成。2月にゆうばり国際映画祭オフシアター部門で上映され、おかげさまでグランプリを受賞。4月26.27日に「第5回poosworks上映会:美女缶」(東京国際フォーラム映像ホールにて)と題し、『美女缶』を東京で初上映。

【2003年_夏以降】
後に同時公開される短編『ロス:タイム:ライフ』を完成させ、数日後、韓国プチョン国際ファンタスティック映画祭で上映。日本以上に大いに盛り上がり、現地に訪れた筧は感激。同月、日本で一番有名なインディーズ作品のコンペティション、ぴあフィルムフェスティバル 03で上映され、企画賞を受賞。PFF全国上映で秋〜年末にかけて全国各地で一回づつ上映される。10月には「みちのく国際ミステリー映画祭」でグランプリ受賞。

2004年
3月。スキップシティ国際Dシネマフェスティバルにて準グランプリを受賞。この頃より劇場公開が現実味を帯びてくる。4月、ドイツの映画祭にて上映。7月、渋谷のミニシアター、渋谷シネ・ラ・セットにて劇場公開決定。10月、「ロス:タイム:ライフ」「ハリコマレ!」と同時公開され、二週間レイトショウの後、好評を得て三週間モーニングショウ上映。11月、フランスの映画祭でも上映される。

2005年
2月。『美女缶』DVD発売。4月、フジテレビの人気シリーズ『世にも奇妙な物語05春の特別編』にて主演に妻夫木聡さんを迎え筧がセルフリメイク。12月、劇場公開、DVD化、TVドラマ化と展開してきた作品が、小説化。筧自ら執筆し、好評発売中。